中北利男　夢のふれあい　中北音楽研究所

【プロデュースの崔榮哲のエピローグ】

今回のアルバムの曲名と構成をするに当たっての基本コンセプトとしては
「今に戻って足をしっかり地に着ける。そして全てがそれで良かったと気づき今を生きる。」です。

以下は今回の作業に当たってのエピローグです。

だれでも今の人生を生きてきた中でさまざまな経験をしてきたと思います。
その中にはポジティブなことやネガティブなことが混ざっている中で、その両方を行ったり来たりしながら
日々を暮すのが一般的だと思います。

今回の「夢のふれあい」というアルバムは、今に戻って、今まで経験したものをありのまま受け入れ、
それによってありのままの自分を受け入れることができ、それから本当の癒しがあることに気が付きます。
そしていつも今しか存在しない今という瞬間瞬間を楽しみ、そうすることによって心の奥から自分自身と
周りに向けて深い愛情が芽生えてきます。そして無理することなく流れに乗って本当の自分を生きるという
流れになっています。

今回のアルバム1曲1曲が全部奥深い意味を持っており、ちゃんと上記の内容に沿うメロディとメッセージが
見事に表現されていることにすごく驚きました。
私が認知している限りではすごく冒険的なアルバムだと思います。

大抵の癒し系の音楽は、その構成がどうしても現実からちょっと離れた「夢みがち」の傾向があるのですが、
今回のアルバムは「夢」ということばを使いながらも現実を直視し、感性的になり過ぎず、理性を伴っている
ことが何よりの大きいな特長です。

その代表的な曲が、「ふりかえると今」という曲と「考察」という曲です。
特に「考察」という曲名について悩んだのですが、ある意味すごく硬く感じる言葉ですが、これは逆に冷静さと
理性さを表現するシンボルのようなものになっているため、そのまま曲名にすることにしました。逆にこの曲が
入っていることによって、感性の部分と理性の部分が丁度バランスが取れるという感じです。

CD一枚にメロディで表現するのは限界があると思いますが、CDの中に含まれているメッセージは380ページの本
一冊分になると思います。

まだまだ書きたいことがあるのですが、だらだら書いてしまったような感じがしてすみません。

お忙しいところ最後まで読んで頂いてありがとうございます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　崔　　榮　哲

No.	曲名	英文曲名	長さ
1	振り返ると今	All is for now	0:05:17
2	朝焼け	Morning glow	0:03:57
3	霧の森	Forest of fog	0:04:27
4	リフレッシュ	Refresh	0:05:10
5	夢の中で	In the dream	0:02:36
6	空志士	Sorashishi	0:03:52
7	幼馴染	Childhood friend	0:04:12
8	夢のふれあい	Rapport of a dream	0:05:35
9	ぬくもり	Lovingness	0:03:58
10	思いを寄せて	Deep affection	0:03:58
11	夏の終わりに	At end of summer	0:01:58
12	考察	Contemplation	0:03:56
13	こもれび	Komorebi (sunlight trickling through the leaves of trees)	0:03:46
14	初秋	Beginning of autumn	0:03:51
15	安らぎの午後	Peace of the afternoon	0:03:11
16	心の奥	Inner heart	0:03:32
17	紅葉のダンス	Dance of the autumn leaves	0:02:17
18	銀河の夜空	Night sky of the milky way	0:02:48
19	流れに乗って	Going with the flow	0:04:04